CSをいじろうとしているNPB
今や日本一の人気球団となった阪神が「ひょっとすると日本シリーズにでられへんかもしれん、あれだけぎょうさん勝ったのに」となって、NPBが慌てて対策に乗り出した、ということだろう。
NPBのペナントレース結果を重視することと、クライマックスシリーズを盛り上げることは、端的に言えば「トレードオフの関係」にある。
ペナントレースの正統性、つまり半年にわたる戦いを勝ち抜いてきた勝者が日本シリーズに出るべきだ、という意見を重視すれば、CSは、より1位チームにアドバンテージを付けようと言う考えになる。
これに対して、シーズン終盤に、もう一度盛り上がりを創ろう。複数のチームにチャンスがあるようにしようと思えば、アドバンテージは軽めになるわけだ。
どちらがいいか、意見ははっきり分かれる。
昨年のようにやたら多くのファンがいる阪神がダントツで優勝したケースでは「CSもうええやん」となる。藤川球児も予防線を張って「日本シリーズは別物、うちはセで優勝した」と言ったが、もしこの圧勝阪神が日本シリーズに出られなければ「どえらいことになるで」となったわけだ。
変な話だが、ダントツ優勝したのが千葉ロッテマリーンズとか、東京ヤクルトスワローズだったら、確かに濃密なファンはいるけども、絶対数が違うので、こういう話にはならなかっただろう。
私はどこのファンでもないので、CSはもつれる方が良いと思っている。あまりアドバンテージが多すぎると、戦う前から半ば絶望的になるので、そうではない方がいいと思う。
ずっとCSを見てきて思うのは、CSファイナルはちょうど甲子園の高校野球の準々決勝に近くて、いい試合が多いのだ。ペナントレースで何度も対戦した相手と、最大6試合も戦うのだ。しかも同じ球場で。最後は死力を尽くした戦いになる。
昨年のソフトバンク、日ハム戦なんて小久保ソフトバンクが「ひょっとして負けるかも」と尻に火が付きだして、本当に面白くなった。
一番つまらない意見は「昔はCSなんてなかったんだから、前のままペナントレースの勝者で日本シリーズをやる方がいい」というのだ。なんとなく「蕎麦は汁につけるんじゃなく、塩で食うのが通の食べ方だ」と粋がっている半可通みたいな気がする。
昭和の時代の日本シリーズは、あっさりしすぎて味気なかった。
CSができて、はじめてNPBにも「ポストシーズン」ができたとおもったものだ。NPBのコミッショナーはど素人なんだから、つまらない操作をしないでほしいと思う。
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