「球音を楽しむ」(笑)無理だって

報知 【阪神】阪神・掛布OB会長が球団創設90周年企画として甲子園の公式戦で「球音を楽しむ試合」の開催を提案 長嶋茂雄の昔なら、いざ知らず。今の馬鹿なお客にそんなことしたって、理解できないって。 昭和の頃から「私設応援団」はあるけど、昔の応援団は「選手、チームを応援する」「お客を鼓舞する」ために応援していた。 だから、長嶋茂雄が提唱したように「今日は大声で応援しないで、試合をじっくり見よう」というのも成立した。チーム、選手、試合が「主」で、応援団は「従」だと言うことを弁えていたのだ。 しかし今の応援団は、本音で言えば、野球なんかどうでもいいわけだ。そうではなくて「野球をダシに、自分たちが大騒ぎするために」球場に来ている。来場者に「どうだ、すげーだろー」と言いたいがために応援している。 その証拠に、ワンサイドゲームでも、オープン戦でも、消化試合でも、ずっと馬鹿の一つ覚えで大応援をしている。 「チームが負けているから」「真剣勝負じゃないから」「勝っても負けても大した意味がないから」応援をトーンダウンさせるとか、間引くとかすることはない。 本年で言えば「せっかく球場に来たんだから、試合がどうであっても騒ぎたい」わけだ。 彼らにとっては「野球の音」なんてどうでもいい。打球音も、選手の掛け声も。それよりも「俺たちが大声を出したい」「俺たちの凄く格好のいい応援を、みんなに見せたい」なのだ。要するに素人のカラオケだ。 いまどきの野球場で「球音を楽しむ」というのは、カラオケボックスで「カラオケの演奏を静かに鑑賞しましょう」というようなものだ。クラブで「踊ったり声をあげたりしないで、バンドの音楽を楽しみましょう」みたいなもので、もうあり得ない。 コメント欄には「いいですなあ」みたいなのがたくさん来ているけど、そういう人はもう球場には来ていない。 今の応援席には、野球ファンなんかいないんだって。承認欲求の塊みたいな「応援マニア」がいるだけだって。 私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください! ↓ 好評発売中! https://amzn.to/47hJdhC 2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】