甲斐拓也は移籍して良かったなあ!
中日スポーツ
巨人・阿部監督、会見は「リードした甲斐君に話をきいたほうがいい」 ”代行監督”甲斐拓也はプロの心構え強調
阿部慎之助監督は、勝利監督インタビューを甲斐拓也にさせたという。
2010年育成ドラフトで千賀滉大、牧原大成とともにソフトバンクに入団した甲斐は「おまけ入団」から這い上がって、ベストナイン3回、ゴールデングラブ7回、パ・リーグを代表する捕手になり、WBCでもマスクを被る大捕手になった。
チームのレジェンド、野村克也から「19」の背番号も譲り受けた。すでに「名捕手」として名声をほしいままにしていた32歳の甲斐が、FAで巨人に移籍したのだ。
いわば大企業に高卒で入社し並みいるエリートを押しのけて本部長まで出世した社員が、ヘッドハンティングでライバル企業に入社したようなものだ。
私は心底やめておけばいいのに、と思った。巨人は選手を「使い捨て」する球団だ。大枚をはたいて他球団からふんだくった選手であっても、ちょっと働かないとなると躊躇なくベンチやファームに塩漬けする。
「野球選手はみんな巨人に入りたがってるんだ。選手なんていくらでもいるんだ」
とうそぶく巨人に入ったって、いいことなんかないだろう。大城や岸田と併用されて、試合出場が減り、単なる控え捕手になるはずだ。FA契約に目がくらんだか?と思った。
そもそも阿部慎之助監督は「パワハラ体質」だ。失敗した選手を罰走させたり、気に入らない選手を干したりする。
しかし同時に殿堂入り確実の「大捕手」でもある阿部は、捕手の何たるかも知っていたわけだ。
阿部は移籍した甲斐をちまちま使ったりしなかった。正捕手争いをしていた大城や岸田を差し置いて、開幕からスタメンで使い続けた。46試合終了時点で40試合で甲斐がスタメンマスク。巨人は激しい首位争いの中だが、甲斐はエース戸郷が躓く中、経験値の少ない投手陣をリードした。
それだけでなく「おまけ」と見られた打撃でも、見違えるような数字を残している。
端的に言えば、甲斐は阿部に「ハマった」のだろう。阿部は捕手としての甲斐の「すごさ」を理解することができる。同時に2000本安打を打った大打者である阿部は、甲斐野打撃の問題点もわかった。それを的確に指摘して、甲斐の「いいところだけ」を伸ばしたのだろう。
人生、金も大事、名声も大事だが、「人と出会う」ことも大事だ。とりわけ大人の社会では「良い上司と出会う」ことは得難いことではある。
結果論は戒めるべきではある。またこの良い関係がいつまで続くかもわからないが、ひとまずは良い出会いがあった甲斐の「幸運」をともに喜びたい。
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