考えてなかったわけじゃない。ずっと議論してきた
DH制の導入をしぶしぶ認めたセ・リーグではあるが、何のためにここまで意地を張りとおしたのだろうか?
6年前に巨人、原辰徳監督がDH制の導入を提案した際には、高校野球などアマチュア野球との整合性の問題で広島が反対したとされる。
翌年、新型コロナで試合日程が短縮した際には「特例措置」として、日本シリーズはDH制となった。
オフにも議論があったが承認に至らず。
23年1月の監督会議でも議題に上がったが、阪神の岡田彰布監督が
「監督が楽すぎる。ピッチャーに回るとか回ってこないとか醍醐味がちょっとないよな」と、これを蹴った。
こうした議論から見えるのは、セ・リーグ当事者の「切迫感のなさ」だ。
世界の野球がどんどんDH制に傾く中で、パ・リーグの野球に従うことを潔しとしない子供じみた幼稚さ、「日本ではまだ俺らの方が上」という根拠に乏しい過信。
結局、こうしたつまらない意地が崩れたのが「日本高野連までDH制に踏み切る」という事実だった。日本高野連は寶馨会長になって以降、旧習をどんどん改めている。最も保守的と言われた高校野球さえDH制を導入する中、もはや意地を張っている事態ではない。
結局「動きたくない」「何もしたくない」セ・リーグの「体質」は、「外圧」によって変わったことになる。
この勢いで「エクスパンション」へと進んでくれればと思う。
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