飽和状態が近い、日本プロ野球

2025年の公式戦858試合の観客動員についてみていこう。 2025年と24年の比較 そう観客数27,040,286人は、史上最多。どんぶり勘定だった2004年以前の数字をも上回っている。 昭和の時代は巨人だけが連日満員で、後は閑古鳥が鳴いていたが、2005年以降の「地域密着」のビジネスモデルによって、全球団が大きな観客数を記録するようになった。 1位は阪神だが、今季は試合数が1試合少ないこともあり、300万人を割り込んだ。平均でも微減、これは「お客が減った」と言うより誤差の範囲だろう。連日満員でこれ以上入れる余地がなくなっている。 巨人、ソフトバンクもトータルで微減、平均で微増ではあるが、実際にチケットをとった感触でいえば、この2チームの観客動員にはやや陰りが出ている印象だ。 中日がDeNAを抜いて4位に。確かに球場は連日満員だ。DeNAは横ばいか。 日本ハムが広島、オリックスを抜いて6位に。エスコンのキャパは3.5万人だが客席は2.9万人。かなり埋まってきている。 オリックスは3連覇の勢いがなくなり、平日の試合は空席が目立つ。 広島は何と言っても「暑さ」だろう。夏季の動員はかなり厳しくなっている。 ヤクルトも神宮の暑さがネックになっているのではないか。ロッテもこの暑さはかなり厳しい。 西武が激増している。最下位から脱出したこともあるだろうが、12球団1の増加率だ。これについては近々球団に取材に行く。 そして楽天。最下位だが数字をかなり伸ばしている。 トータルではセがほぼ横ばい、パが日ハム、西武の伸長によって伸ばしている。 ただ観客動員の平均は3.15万人。平日はまだ余地があるが、休日はどこの球場もほぼ満員で、飽和状態が近づいている。 私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください! ↓ 好評発売中! https://amzn.to/47hJdhC 2023年森原康平、全登板成績