本塁打より三振が少なかった打者
最近、宝島社のMOOKに寄稿したが、王貞治が本塁打より三振が少ないシーズンが5シーズンもあったと書いた。
これ、珍しいのかどうか、調べてみることにした。
NPBで昨シーズンまでに10本塁打を記録した打者は3823人いるが、本塁打数より三振数が少なかったのは30人いた。※本塁打数-三振数の大きい順。
1位は1977年の王貞治。50本塁打、37三振だった。
2位は85年、2回目の三冠王をとった落合、52本塁打40三振だった。王はこの表に5回出てくるが、落合はこの1回だけ。しかし落合は100三振したことはない。
信じられないのが1951年の川上哲治。97試合で15本塁打、わずか6三振。首位打者。川上はこの年、空振りを8回しかしなかったともいわれているが、当時の記録員の広瀬謙三が、見逃しと空振りのストライクを区別していなかった可能性もあり、真偽は確かではない。
藤村富美男、長嶋茂雄、榎本喜八、長池徳二と昭和の大打者がずらっと出てくる。昔の大打者は三振はしなかったのだ。
ブーマーが3回出てくる。巨漢でバットを振り回していた印象があるが、彼もバットコントロールが素晴らしく良かったのだ。
この記録は1989年のブーマーが最後で、それ以降は誰も記録していない。
21世紀以降で※本塁打数-三振数が-15以上の記録
2001年の広島、ロペスが32本塁打35三振、これに次いで21年のオリックス吉田正尚が21本塁打26三振、これも驚異的だ。
この年の吉田。
この年首位打者。
吉田は「三振はホームランのコスト」という「フライボール革命」とは、別の打法の打者なのだ。MLBでの評価が高くないのは、MLBのトレンドに合わないからでもあろう。
宮崎が2回出てくるのにも注目だ。
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