4月終了時点での4割打者

オリックスの太田椋が協調を維持し、4月末時点で「打率4割」をキープした。 天理高から2018年ドラフト1位で入団。大阪桐蔭が春夏連覇した年で、大阪桐蔭の根尾、藤原恭太、報徳学園の小園海斗、金足農の吉田輝星らと同期、同世代。太田は小園の外れ1位だった。父親の太田暁は元近鉄の内野手で、今はオリックスの打撃投手。 ここまで7年、一軍の試合には出続けていたが規定打席には到達せず。ケガ、故障にも泣かされた。しかし今季は、規定打席に到達して.411で首位打者。安打数1位、打点2位、本塁打数も5本の3人に次ぐ2位グループにつけている。 非情に勝負強い打者で、私は2022年第7戦での初回先頭打者本塁打が、強烈な印象として残っている。 2005年以降、4月末時点での「4割打者」 2006年の濱中、福浦以降12人がいる。 このなかで最終的に首位打者になったのは、2007年の青木、22年の松本、23年の宮崎の3例。3割をキープしたのがこの3人も含め7人。 規定打席に到達しなかったのは、2010年の松本と17年の近藤。近藤はこの年、NPB史上最も多くの打数の「4割打者」になった。 当時の近藤は捕手登録だった。実際にマスクを被ることはなかったが、試合前のノックではこういう姿もあった。 松本哲也は結局、一度も規定打席に達することがなかった。 オリックスには野口智哉、元謙太、来田涼斗、池田陵真、大里昂生、さらには今年デビューの麦谷祐介のようにレギュラー未満の有望野手がたくさんいる。 今月のMVPの有力候補ではあろうが、太田のレギュラーはまだ盤石とは言えないだろう。 私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください! ↓ 好評発売中! https://amzn.to/47hJdhC 2023年森原康平、全登板成績